活動センター ねーぶる

20代3名 30代1名 母代筆(4名の意見として)


ねーぶるで子どもたちは、こんな風に過ごさせてもらっている。

*親には出来ない事をいっぱい経験!!
・海水浴・日帰り旅行・乗馬体験・買い物・外食・足湯・遠く近くの公園やプール、園児との交流、屋外での音楽・水遊び・絵の具でぐちゃぐちゃ、風船バレーできゃっきゃっ、キャスターに乗って滑って「ひゃ~っ!」スリル満点!、日頃の活動を運動会みたくみんなでワイワイ発表するフェスティバル。もちろん日常の生活にも自分たちのやりどころが。じっとしてられない毎日。


*仕事・・働く!!・・でボーナスゲット!!・・ボーナスで何買う?何する?どこ行く?
・美味しいコーヒーをふるまってしっかり収益!
・作った野菜を売りつつ地域の人にこんにちは!
・アルミ缶を集めて回り、つぶして換金!
働くっていっぱいやることがある!


*嬉しい“成人を祝うつどい”
一生に一度の20歳の節目。ハガキが来たって普通の成人式には行きにくい子どもたち。でも、ねーぶるの成人式?は本当に親子ともども節目になった!
それは大勢の成人たちの中の1人ではない。
なんとねーぶるの仲間たちとスタッフと、親きょうだい・恩師などなどが総勢70人ぐらいのみーんなが自分だけの為にいっぱいの事柄を用意して準備して祝ってくれる主役なのだ。素敵な一日を有難う。素敵な大人になる!!と誓う。


*サラメシ?!
体は食べ物で作られている。人生で大きな楽しみのひとつだ。毎日厨房で丁寧に作ってもらい出来立てをいただける。それだけでも幸せだ。コンビニ食やファストフードを食べてるその辺の人に比べたらなんと幸せなことか!
ねーぶるの仲間はみんながみんな同じように食べられない。そんなことを考慮してひとりひとりの咀嚼力に合わせて用意されるだけでも有り難い事だが、驚いたのは、誕生日には一度柔らかくしたものを再成型して普通食と変わらない見た目からも美味しさと楽しさを味わってもらいたい!という愛溢れるおもてなしをしてもらっていると知ったことだ。

いろいろな意見が出ていくうちに、
ついに愛情を感じる!!という結論が出た!これは心からの感謝しかない。

子どもたちは畑でも既存の道具をうまく使えるわけではない。だからスタッフがやってしまう、なーんのはねーぶるにはない。出来映えなんてどーでもいいのだ。各自がそこに関われるためにはどんな道具なら使えるか、何ができるかを第一に一生懸命スタッフみんなで考えてくれている。マイ鍬・マイジョーロを創ってくれたりして・・・。
「障がいは本人にあるのではなく、周りにあるのだ。」という言葉を思い出す。

そんな考えだからほっとかない、というか「ほっとかれない」のだ。きっと本人たちは「疲れる~」なんて思っているかもしれないけど、自発的に動けない子たちだからこそ、有難い。

しかも、雨後でどろどろの畑にスタッフが「アレーっ!?」なんて言ってわざと一緒に倒れ込んでどろんこになって大胆に心を揺さぶり突き上げようとするから感情が表出しづらい子どもたちも否が応でも心が動く。限度を超えてちょっとの無理を積む。それは無限に繋がる。(そんなこと親には出来ない!と思ってしまう・・・いやいや、20歳まで親は親でがんばってきたのだとしみじみ思い出しひとり納得する。)

そう!心が動いてる!!だから30歳40歳を超えている先輩たちですら日々成長しているように見える!だれが障がい者の成長は30歳がピークだなんて言ったのだろう?

魂はぴちぴちを生きている!という事実をこの前他所で知った。
それからは、たとえ肉体の動きが厳しくても言葉が出なくとも関係ない!ぴちぴち!!

こんな毎日だから、ますますねーぶるではひとりひとりの成長が楽しみでたまらない。
(母たちだって体は老いても心はぴちぴち20代!死ぬまで青春と思って楽しまなくっちゃ!)


まことに
有難うございます
感謝。